網嚢内に穿破した感染性肝嚢胞の1例

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  • A case of infected liver cyst perforating into the omental sac

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抄録

症例は73歳,男性.左季肋下部痛,発熱にて入院.CTにて肝左葉から突出した15cm大の嚢胞があり,網嚢にも液体貯留あり.経皮的ドレナージにて黄白色混濁液が排液され,Streptococcus milleriKlebsiella pneumoniaeが検出された.嚢胞造影で網嚢への穿破が確認された.嚢胞内に塩酸ミノサイクリンを注入し,嚢胞は著明に縮小した.嚢胞造影およびERCPにて嚢胞と胆管との交通は確認できなかった.

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