SLEの治療中にサイトメガロウイルス関連血管炎による腸管壁内血腫を発症した1例

書誌事項

タイトル別名
  • Intramural hematoma of the large intestine caused by cytomegalovirus vasculitis in a patient with SLE

この論文をさがす

抄録

症例は22歳の女性.SLEのため副腎皮質ホルモン投与中,突然の腹痛の後に血圧が低下しショックに陥った.CT等にて腹腔内出血が疑われ,出血源が不明であったため開腹したところ,横行結腸壁内に巨大血腫を形成していた.病理所見では血管内皮細胞内に核内封入体を認め,血清抗サイトメガロウイルス(CMV)抗体が高値であったため,CMV関連血管炎による腸管壁内血腫と診断した.非常にまれな病態と考えられ,若干の文献的考察を加え報告する.

収録刊行物

参考文献 (17)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ