山口県の安山岩・花崗岩斜面におけるがけ崩れ発生降雨の特徴分析

  • 榊原 弘之
    社団法人土木学会 山口大学工学部社会建設工学科
  • 佐藤 丈晴
    社団法人土木学会 山口大学工学部社会建設工学科
  • 倉本 和正
    社団法人土木学会 中電技術コンサルタント株式会社河川部
  • 中山 弘隆
    甲南大学理工学部情報システム工学科
  • 鉄賀 博己
    山口県土木建築部砂防課
  • 古川 浩平
    社団法人土木学会 山口大学工学部社会建設工学科

書誌事項

タイトル別名
  • ANALYSIS ON CHARACTERISTICS OF THE RAINFALLS CAUSING SLOPE FAILURES BASED ON ROUGH SET THEORY
  • ヤマグチケン ノ アンザンガン カコウガン シャメン ニ オケル ガケクズレ ハッセイ コウウ ノ トクチョウ ブンセキ

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抄録

本論文では, がけ崩れと降雨の関係を明らかにすることを目的として, 山口県内の降雨データを対象にラフ集台論に基づいた重要要因抽出手法を適用する. 安山岩斜面に関しては, 比較的短時間の集中的降雨の直後に発生する即発性がけ崩れと, 多量の降雨から十数時間経過して発生する遅発性がけ崩れの2種類が存在することを示す. 一方花崗岩斜面に関しては, 遅発性がけ崩れと, 非発生降雨と判別困難な偶発性がけ崩れが存在することを明らかにする. さらにカイ2乗検定の結果から, 現状で取得可能なデータの範囲内においては, これらのグループ分けとがけの地形要因の間には有意な相関は存在しないことを示す.

収録刊行物

  • 土木学会論文集

    土木学会論文集 2002 (700), 123-131, 2002-03-20

    公益社団法人 土木学会

参考文献 (19)*注記

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