ヒメシロチョウ成虫の活動空間の整備に関する研究

書誌事項

タイトル別名
  • A Study of the Improvement of the Spacial Condition to Inhabit the Butterfly, <I>Lapidea amurensis</I>
  • ヒメシロチョウ セイチュウ ノ カツドウ クウカン ノ セイビ ニ カンスル ケンキュウ

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抄録

本研究では, ヒメシロチョウ成虫の活動空間の整備に寄与する基礎的な知見を得る目的で, 成虫の個体密度とその時の環境条件との関係性について検討した。その結果, 調査を実施した春季には, 本種成虫は暗い樹林よりも明るく開放的な草地で多く確認され, 特に吸蜜植物が高密度で開花している条件下に集中した。しかし, このような花の多い条件下でも, 微風状態から風が強くなると確認される成虫数が減少した。以上の結果, ヒメシロチョウ成虫の活動空間の整備のためには, 開放的な草地, 高密度の吸蜜植物, 微風環境の3点の同時的な整備が重要であることが明らかとなった。

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