塩蔵ワカメ製品製造システムの作業分析に基づく省力化の計画 Plan to Reduce Labor in the Salted Wakame (Undaria pinnatifida) Production System Based on a Work Analysis

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抄録

国内生産の半分以上を水揚げする三陸地域では、1970年頃から垂下式養殖施設で育成・収穫したワカメを陸上で湯通し塩蔵する生産形態が定着している。専ら、この養殖・加工の一貫生産は零細な漁家によって担われている。この生産形態が始まって以来、生産者は市場の細かいニーズに対応しながら、色沢や塩分含有量などを整えて品質向上に努めたり、また劣化部位を切り落としたり、中肋(以下では中芯と呼ぶ)を抜くなどして付加価値の高い製品作りに努めてきた。それゆえ、最高級品は、加工されることなく生で出荷される原藻ワカメに比して約10倍もの単価で取り引きされるようになった。しかしながら、当該製造システムは人手を要する作業体系から脱却しなかったため、製造原価の低減及び量産化が達成されなかった。そのため、昨今の安価な輸入品に需要を奪われ、その上、雇用労働力の不足が重なったため、養殖経営の廃業が急速に進んでいる。以上を受けて、海上作業の省力化を目的に利用漁船の機械化が進められている。しかし、とりわけ省力化が急がれる陸上作業については、現行製造システムがおおよその製造手順や機械の利用状況が把握されたに過ぎず、装置開発に必要な製造システムに関する資料及びデータが十分に得られていない。

In Japan's sanriku coastal distinct, most Wakame (Undaria pinnatifida) farmers produce boiled and saltedproducts after harvesting it. The authors analyzed the production system used and considered guidelines to saveon labor. This paper describes the recommendations as follows: 1. Automate the process of cutting stems. Of the ll steps required to process Wakame, the cutting of stemsrequired the largest number of workers in the production system ;2. Move the process of cutting stems (eighth process) to the begiming of these processes, thereby improvingthe quality of the products since the leaves and stems can be boiled, cooled, and salted separately. Also,when placing Wakame on the cutter, it is easier to handle raw leaves than salted ones.

収録刊行物

  • 水産工学

    水産工学 38(1), 61-68, 2001-06-30

    日本水産工学会

参考文献:  7件中 1-7件 を表示

  • ワカメの需給と価格 流通

    赤井雄次

    平成9年度海面養殖業高度化推進対策事業, ワカメ養殖業全国推進検討会報告書, 40-48, 1998

    被引用文献1件

  • ワカメ

    秋山和夫

    浅海養殖 542, 1986

    被引用文献1件

  • 養殖ワカメ採取合理化対策

    井上喜洋

    平成10年度海面養殖業高度化推進対策事業, ワカメ養殖業全国推進検討会報告書, 1-11, 1999

    被引用文献1件

  • 養殖ワカメ生産性改善に関する課題

    井上喜洋

    平成10年度海面養殖業高度化推進対策事業, ワカメ養殖業全国推進検討会報告書, 1-10, 2000

    被引用文献1件

  • 品質管理

    神尾信

    生産管理ハンドブック 99, 1999

    被引用文献1件

  • 工程管理

    宮崎茂次

    生産管理ハンドブック 63, 1999

    被引用文献1件

  • <no title>

    人見勝人

    生産システム工学, 63-112, 1992

    被引用文献1件

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各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10008274042
  • NII書誌ID(NCID)
    AN10278554
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    NOT
  • ISSN
    09167617
  • NDL 記事登録ID
    5848318
  • NDL 雑誌分類
    ZR26(科学技術--農林水産--水産)
  • NDL 請求記号
    Z18-1327
  • データ提供元
    CJP書誌  CJP引用  NDL  IR  J-STAGE 
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