デジタルフォースゲージを用いた新潟県沿岸域における海底泥の硬度測定結果について Measurement of the Hardness of Bottom Material by a Digital Force Gauge in Niigata Coast

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抄録

一般に、砂底や砂泥底に生息する底棲生物の分布は、基質である底質の粒度組成と密接な関係があることが知られており、底棲生物の好適生息環境の解析には不可欠の要素となっている。しかし、泥底においては粒度組成と底棲生物の分布に明瞭な関係が認めにくい事例が多く、泥底を主分布域とする底棲生物の好適生息環境を把握するうえでの隘路となっている。従って、泥底の状態を詳細に示すことができる底質の指標の必要性は大きい。一部の底棲生物ではその分布要因や底質環境として、底質の硬度が重要であることが知られており、硬度の測定は泥底の状態を解析するうえで有効と考えられるが、硬度を表す簡便で有効な指標が確立されているとは言えないのが現状である。以上のような情勢に基づき、本報文では、同仕様のものと比較して小型で安価なデジタルフォースゲージを用いて、新潟県沿岸域における底質の貫入抵抗を測定した。さらに、貫入抵抗の測点間の分布から泥底を分類し、底棲生物の生息密度との関連について検討した。

In this study, I discuss a method to measure the bottom material hardness using a digital force gauge. Iconducted the field observations of the bottom material hardness along the Niigata coast. Values of the penetrationresistance of the force gauge per 5cm depth into the bottom material ranged 0.81-5.72 N. The penetrationresistance was higher than l.4 N in sandy mud bottoms. Muddy bottoms were classified into soft (< 1.4 N) andhard (1.4 -3.0 N) categories. The density of the benthic fauna in muddy bottoms was lower for hard categoriesthan for soft ones. These results suggest that the hardness of the bottom material is one of the important factorsof the bottom environment which affect the benthic fauna.

収録刊行物

  • 水産工学

    水産工学 38(2), 179-184, 2001-10-25

    日本水産工学会

参考文献:  6件中 1-6件 を表示

被引用文献:  4件中 1-4件 を表示

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10008274214
  • NII書誌ID(NCID)
    AN10278554
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    NOT
  • ISSN
    09167617
  • NDL 記事登録ID
    5992446
  • NDL 雑誌分類
    ZR26(科学技術--農林水産--水産)
  • NDL 請求記号
    Z18-1327
  • データ提供元
    CJP書誌  CJP引用  NDL  IR  J-STAGE 
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