沖縄県宮古島サンゴのホウ素同位体組成

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タイトル別名
  • Boron Isotopic Composition of Coral off Miyako Island, Okinawa
  • オキナワケン ミヤコジマ サンゴ ノ ホウソ ドウイタイ ソセイ

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抄録

沖縄県宮古島で採取された化石ミドリイシ (年代: 1570~3780yBP) 中のホウ素及びホウ素同位体組成を測定した. ホウ素含有量は37.7ppm~51.5ppmであり, ほぼ過去に報告されている測定値の範囲内であった. ホウ素同位体に関しては, δ11B値で+22.26%~+28.34%であった. これらの値は, ホウ酸とホウ酸イオンとの間のホウ素同位体交換反応平衡定数値が理論値1: 0194であるとしたとき期待される値の範囲内であり, ホウ素はサンゴに主としてホウ酸イオンの形で取り込まれるという考えを支持する結果であった.

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