Future Investigations of Micro-Macro Level Cardiac Functions Using X-ray Diffraction

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Abstract

放射光を用いたX線回折手法は, これまで摘出心筋に広く応用され, 収縮タンパクのphenotypeの分子的な違いが, 心筋の収縮過程にどのように影響するかが明らかにされた. 回折像には, 2つの顕著な回折ピーク (1, 0) 反射と (1, 1) 反射があり, 心筋収縮によってそれらの強度は変化した. 両者の強度比は, アクチン, ミオシン間の質量移動を反映し, 心筋短縮中のクロスブリッジ動態を知るための有効な指標と考えられた. 最近では, 強度と時間分解能の技術改良によって, マウスの生体内心臓にも応用可能となってきた. 各遺伝子とその産生タンパクが容易に操作できるトランスジェニックマウスでのX線回折強度と心室圧-容積関係の実時間解析は, ミクロとマクロレベルでの心収縮機構の統合的理解を飛躍的に促進する可能性がある. 特に, サルコメアを構成するミオシンやトロポニンなどの異常遺伝子を導入したマウスでの解析は, 心臓の収縮力と収縮の機械的効率を解明するための重要な手掛かりを提供するであろう.

Journal

  • BME

    BME 16(1), 29-35, 2002-01-10

    Japanese Society for Medical and Biological Engineering

References:  49

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