陳旧性の食道腔外異物例

• 山下 勝

  西神戸医療センター耳鼻咽喉科

• 平野 滋

  京都大学医学部耳鼻咽喉科学教室

• 金子 賢一

  京都大学医学部耳鼻咽喉科学教室

• 児嶋 久剛

  京都大学医学部耳鼻咽喉科学教室

• 岸本 正直

  西神戸医療センター耳鼻咽喉科

• 大森 孝一

  西神戸医療センター耳鼻咽喉科

書誌事項

タイトル別名

• A Long-standing Foreign Body Embedded in the Esophageal Muscle Layer.

抄録

頸部食道の陳旧性腔外魚骨異物例を報告した。症例は32歳の女性で5カ月前にカレイを摂食したことによる異物であった。他院にての食道鏡検査上，異物は発見されず，1カ月後のCT検査結果から異物の残存が指摘された。症状が軽微であったため放置していたが，誤飲から5カ月後，摘出を希望して来院。頸部外切開にて頸部食道筋層内に埋没する異物を粘膜損傷なく摘出し得た。頸部食道の陳旧性腔外異物例は渉猟し得た限り，国内2例目であった。

収録刊行物

• 日本気管食道科学会会報

  日本気管食道科学会会報 53 (1), 45-48, 2002

  特定非営利活動法人 日本気管食道科学会

キーワード

• 魚骨
• 頸部食道
• 腔外異物
• 陳旧性異物

詳細情報

• CRID: 1390001205015754624
• NII論文ID: 10008385300
• NII書誌ID: AN00187474
• DOI: 10.2468/jbes.53.45
• ISSN: 18806848
• ISSN: 00290645
• ISSN: http://id.crossref.org/issn/00290645
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2002153525
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • Crossref
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可