巨大な胃外発育型胃癌の1例

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タイトル別名
  • A CASE OF EXTRAGASTRIC GROWTH TYPE GASTRIC CANCER

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抄録

症例は67歳,男性.腹部腫瘤を主訴に入院.右上腹部に可動性のある弾性硬の小児頭大の腫瘤を触知した. 血液検査では貧血とCEA高値(37.6ng/ml) を認めた. 腹部超音波検査では右上腹部に内腔が低エコーで厚い壁構造を有する長径約12cm大の嚢状腫瘤を認め,造影CTで周囲が淡くenhanceされた.胃内視鏡検査では胃前庭部大彎後壁寄りにBorrma III型の腫瘍を認め,壁外発育を示す進行胃癌と診断された.術中所見で横行結腸に浸潤を認めたため, 横行結腸合併切除を伴う胃亜全摘術, D3郭清(T3, N2, P0, H0, M0, Stage IIIb)を施行した.

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参考文献 (16)*注記

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