氷の高速度衝突と破壊  [in Japanese] Study on the high velocity impact and disruption of ice  [in Japanese]

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Abstract

太陽系の外惑星領域に存在する氷衛星の表面にはクレーター地形が普遍的に存在する.このクレーターは小天体が高速度で衝突することにより形成される.天体同士の衝突は太陽系において頻繁に起こる現象であり,その起源や進化に決定的に重要な役割を果たしている.現在,氷の衝突物性を研究するため衝突速度100m/s~4km/sという広い範囲で,低温室において衝突実験が行われている.氷内部に設置した圧力ゲージや超高速度カメラを用いたその場観測により,衝突破壊に関する素過程が明らかになってきた.衝突最大破片,サイズ分布等,衝突破壊に関する多くの特徴は無次元衝突応力と良い相関がある.この無次元衝突応力は衝突試料に生じた反対点での圧力と物質強度の比であり,衝撃波の発生と伝播・減衰により記述される.氷は衝突点近傍では距離の-1乗で圧力が減衰し,衝撃圧力が150~300MPa以上では高圧相氷が発生し,その衝撃波形に影響を及ぼす.氷天体は衝突破壊後,その天体サイズと衝突条件に従って重力により再集積が起こるが,これらの実験的研究は,その条件を求めるために用いられる.

Journal

  • Journal of the Japanese Society of Snow and Ice

    Journal of the Japanese Society of Snow and Ice 64(3), 259-267, 2002-05-15

    The Japanese Society of Snow and Ice

References:  14

Cited by:  2

Codes

  • NII Article ID (NAID)
    10008434425
  • NII NACSIS-CAT ID (NCID)
    AN00131221
  • Text Lang
    JPN
  • Article Type
    Journal Article
  • ISSN
    03731006
  • NDL Article ID
    6169990
  • NDL Source Classification
    ZM43(科学技術--地球科学--気象)
  • NDL Call No.
    Z15-23
  • Data Source
    CJP  CJPref  NDL  J-STAGE 
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