<I>Pseudomonas aemginosa, Klebsiella pneumoniae, Escherichia coli</I>及び<I>Staphylococcus aureus</I>に対するTazobactam/Piperacillinとアミノ配糖体系抗生物質との<I>in vitro</I>併用効果

書誌事項

タイトル別名
  • <I>IN VITRO</I> INTERACTION OF TAZOBACTAM/PIPERACILLIN COMBINED WITH AMINOGLYCOSIDES AGAINST <I>Pseudomonas aeruginosa, Klebsiella pneumoniae, Escherichia coil</I> AND <I>Staphylococcus aureus</I>

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抄録

Piperacillin耐性でTazobactam/Piperacillin (TAZ/PIPC) 感受性のPseudomonas aeruginosa, Klebsiella pneumoniae, Escherichia coli及びMethicillin-sensitive Staphylococcus aureus (MSSA) に対するTAZ/PIPCとアミノ配糖体系抗生物質Amikacin (AMK) 及びIsepamicin (ISP) とのin vitro併用効果をCheckerboarddilution法により検討し, 以下の成績を得た。<BR>1.TAZ/PIPCとAMKの併用において, P.aeruginosa66.7%, K.pneumoniae9.1%の株で相乗効果が認められた。一方, E.coli及びMSSAでは相乗効果はみられなかったものの, 各々76.9%, 74.1%の株で相加効果が認められた。また, 4菌種いずれにおいても拮抗作用はみられなかった。<BR>2.TAZ/PIPCとISPの併用において, P.aeruginosa61.9%, K.pneumoniae22.7%の株で相乗効果が認められた。一方, E.coli及びMSSAでは相乗効果はみられなかったものの, 各々84.6%, 66.7%の株で相加効果が認められた。また, 4菌種いずれにおいても拮抗作用はみられなかった。<BR>以上, TAZ/PIPCとアミノ配糖体系抗生物質の併用療法は, 上記4菌種が原因菌となる敗血症に対する化学療法の一つの選択肢になり得るものと考えられた。

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