マクロライド系抗生物質2'-誘導体に対する大腸菌由来マクロライド2'-リン酸化酵素の反応機構

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タイトル別名
  • REACTION MECHANISM OF MACROLIDE 2'-PHOSPHOTRANSFERASE FROM ESCHERICHIA COLI TO THE 2'-MODIFIED MACROLIDE ANTIBIOTICS

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抄録

マクロライド2'-リン酸化酵素MPH (2') のマクロライド系抗生物質2'-誘導体に対する反応機構を微生物検定法, 核磁気共鳴分光 (NMR) 法及びマススペクトロメトリーを用いて解析した。微生物検定法によつてトリアセチルOL,(TAO), エチルコハク酸エリスロマイシン (EME), エリスロマイシンエストレイトのようなマクロライド系抗生物質2'-誘導体はMPH (2') とATP で不活化されることが分かつた。マクロライド系抗生物質2'-誘導体に関するMPH (2') 反応解析に関してはATPよりも反応性の高い補酵素GTPを用いたNMR法を確立した。NMR法とマススペクトル解析によつて, TAOやEMEのC2'側鎖がリン酸緩衝液中で自然脱離し, その後C2'位がMPH (2') とGTPによりリン酸化されることが明かとなった。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205494228096
  • NII論文ID
    130004130929
    10008467019
  • NII書誌ID
    AN00002626
  • DOI
    10.11553/antibiotics1968b.46.818
  • COI
    1:CAS:528:DyaK2cXhsFylsrs%3D
  • ISSN
    21865477
    03682781
  • PubMed
    8254901
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • PubMed
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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