ゲノム科学のこれから

• 森谷 眞紀

  徳島大学・ゲノム機能研究センター・遺伝情報分野

• 板倉 光夫

  徳島大学・ゲノム機能研究センター・遺伝情報分野

書誌事項

タイトル別名

• Direction of Genome-based Science
• ロウネン イガク ノ テンボウ ゲノム カガク ノ コレカラ

抄録

ポストシーケンス時代のゲノム研究の目標は, 集団ごとに異なるゲノムの多様性を用いて, ヒトの疾患, とくに「ありふれた病気」に代表される多遺伝子性疾患の疾患感受性遺伝子の同定にある. メンデル型遺伝形式をとる単一遺伝子性疾患に対して, 多遺伝子性疾患の発症は, 個人の遺伝的要因と環境要因の相互作用によって生じる. 日本人ゲノムの多様性に関する情報を用いて, 日本人特有のゲノム多型マーカー, SNPSを用いる関連解析および連鎖不平衡解析が, 多遺伝子性疾患の疾患感受性遺伝子の同定およびその治療と予防法に効果をもつ.

収録刊行物

• 日本老年医学会雑誌

  日本老年医学会雑誌 37 (11), 866-869, 2000

  一般社団法人 日本老年医学会

キーワード

• ゲノム機能学
• 一塩基多型
• 関連解析
• 疾患感受性遺伝子
• 多遺伝子性疾患

詳細情報

• CRID: 1390001205021818240
• NII論文ID: 10008505725
• NII書誌ID: AN00199010
• DOI: 10.3143/geriatrics.37.866
• NDL書誌ID: 5594229
• ISSN: 03009173
• PubMed: 11193356
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I5594229
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2001114967
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • Crossref
  • PubMed
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可