ラジオ波焼灼療法後に急速に悪化した肝細胞癌の2症例 Two cases of hepatocellular carcinoma showing rapid progression after radio-frequency ablation therapy

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著者

抄録

症例1は60歳の男性.1997年に肝内側区域に発生した肝細胞癌に対して3回の肝動注・塞栓療法(TAE)を施行したが,2000年に再発を認め,TAEとラジオ波焼灼療法(RFA)を施行した.RFA終了直後のCTでは腫瘍内の造影効果は消失したが,2カ月後には局所の再発病巣の著しい増大と肺転移を認め,RFA施行82日目に死亡した,症例2は57歳の男性,肝前区域に低分化肝細胞癌を認めた.明らかな腫瘍塞栓は認められなかったが,A-Pのシャントの形成が見られ,門脈浸潤が疑われていた.RFA施行4カ月後の検査では広範に増大した局所の再発と門脈本幹に達する腫瘍塞栓の形成が見られた,この2例から,RFAでは治療が不十分で腫瘍が残存した場合や門脈浸潤がある場合には,かえって腫瘍の進展を促進させる可能性が示唆された.

収録刊行物

  • 日本消化器病學會雜誌 = The Japanese journal of gastro-enterology

    日本消化器病學會雜誌 = The Japanese journal of gastro-enterology 99(1), 40-44, 2002-01-05

    The Japanese Society of Gastroenterology

参考文献:  12件中 1-12件 を表示

被引用文献:  5件中 1-5件 を表示

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10008554079
  • NII書誌ID(NCID)
    AN00192124
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    NOT
  • ISSN
    04466586
  • データ提供元
    CJP書誌  CJP引用  J-STAGE 
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