肥満を呈したバセドウ病合併の1型糖尿病(緩徐進行型)の1例  [in Japanese] A Case of Type 1 Diabetes Mellitus (Slowly Progressive Type) with Obesity and Graves' Disease  [in Japanese]

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Abstract

症例は47歳, 女性. 両親ともに2型糖尿病. 41歳時, 体重98kgと肥満を認めたが耐糖能は正常であった. 45歳時にバセドウ病および糖尿病と診断され, チアマゾールと食事療法でコントロール良好 (HbA<SUB>1c</SUB>10.596から6.896へ改善) であった. その後, 食事療法が守れずケトーシスを来し, 一旦はα-グルコシダーゼ阻害薬のみで血糖コントロール可能となったが, 約1年6カ月で内因性インスリン分泌が廃絶しインスリン導入となった. 本例は, 初診時より抗GAD抗体が5.136U/m<I>l</I>と著明高値であり, 緩徐進行型の1型糖尿病と考えられた. バセドウ病と糖尿病が合併した場合, 本症例のように, 肥満歴および糖尿病の家族歴から2型糖尿病と思われても, その中には緩徐進行型の1型糖尿病の進展形式をとる例が存在する可能性も考慮して抗GAD抗体の測定を実施しておくことが重要であり, 慎重な経過観察が必要であることが示唆された.

Journal

  • Journal of the Japan Diabetes Society

    Journal of the Japan Diabetes Society 45(4), 253-256, 2002-04-30

    THE JAPAN DIABETES SOCIETY

References:  15

Codes

  • NII Article ID (NAID)
    10008700747
  • NII NACSIS-CAT ID (NCID)
    AN00166576
  • Text Lang
    JPN
  • Article Type
    NOT
  • ISSN
    0021437X
  • NDL Article ID
    025095222
  • NDL Call No.
    Z19-401
  • Data Source
    CJP  NDL  J-STAGE 
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