<I>Aeromonas hydrophila</I> の主要O群株からの耐熱性リパーゼ遺伝子の検出

• 柴田 幹良

  杏林大学保健学部臨床微生物学教室

• 森田 耕司

  杏林大学保健学部臨床微生物学教室

• 渡辺 登

  杏林大学保健学部臨床微生物学教室

• 沖津 忠行

  神奈川県衛生研究所

• 山井 志朗

  神奈川県衛生研究所

• 伊藤 健一郎

  国立感染症研究所

• 島田 俊雄

  国立感染症研究所

• 金森 政人

  杏林大学保健学部臨床微生物学教室

書誌事項

タイトル別名

• Detection of the Thermostable Lipase Gene (<I>lipAH</I>) in Clinical Isolates of <I>Aeromonas hydrophila</I> Belonging to the Major 0 Serogroups 011, 016 and 034
• Aeromonas hydrophilaの主要O群株からの耐熱性リパーゼ遺伝子の検出
• Aeromonas hydrophila ノ シュヨウ Oグン カブ カラ ノ
• Detection of the Thermostable Lipase Gene (lipAH) in Clinical Isolates of Aeromonas hydrophila Belonging to the Major 0 Serogroups 011, 016 and 034

抄録

Aeromonas hydrophilaは自然環境をはじめ, 食品などにも広く分布しており, 食中毒などさまざまな疾病を引き起こす.最近, 耐性熱リパーゼ遺伝子 (lipAH) がAeromonas属のなかでDNA hybridizationgroup 1 (HG 1) に分類される菌種にのみ存在するという報告があり, この遺伝子の塩基配列をもとにしたPCRによるHG1株の検出を試みた.供試した菌株は, 下痢症など臨床材料から多く分離されているO11, O16, そしてO34の株で, これらの血清型とlipAH保有との相関性について検討をした.その結果, 供試菌株のうち80%の株がlipAHを有していた.また各O群型別では, O11株が64%, O16株が87%, そしてO34株が83%の保有率を示し, 疫学的に病原的意義が高いO11, O16, そしてO34の多くがHG1に分類された.

収録刊行物

• 感染症学雑誌

  感染症学雑誌 71 (11), 1172-1174, 1997

  一般社団法人 日本感染症学会

キーワード

• Aeromonas hydrophila
• PCR
• thermostable lipase
• DNA hybridization group

詳細情報

• CRID: 1390282680023102336
• NII論文ID: 10008713365
• NII論文ID: 130004112588
• NII論文ID: 10008721989
• NII書誌ID: AN00047715
• DOI: 10.11150/kansenshogakuzasshi1970.71.1172
• ISSN: 1884569X
• ISSN: 03875911
• NDL書誌ID: 4369100
• PubMed: 9455059
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I4369100
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/1998107545
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • Crossref
  • PubMed
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可