輸血歴のあるC型慢性肝炎患者におけるHCV感染持続期間とIFN治療効果との関連

• 佐田 通夫

  久留米大学医学部第二内科

• 鹿毛 政義

  久留米大学医学部第一病理

• 井上 長三

  国立長崎中央病院臨床研究部

• 坂口 正剛

  福岡大学医学部第一内科

• 矢野 右人

  国立長崎中央病院臨床研究部

• 柏木 征三郎

  九州大学医学部総合診療部

• 堺 隆弘

  佐賀医科大学内科

• 奥村 恂

  福岡大学医学部第一内科

• 谷川 久一

  久留米大学医学部第二内科

書誌事項

タイトル別名

• Duration of Chronic HCV Infection and Efficacy of Interferon in Chronic Hepatitis C Patients with a History of Blood Transfusion
• Duration of Chronic HCV Infection and E

抄録

九州地区64施設の共同研究によって, 輸血歴のあるC型慢性肝炎患者122例を対象にして, IFNの治療効果がC型肝炎ウイルス (HCV) の感染持続期間に関連があるか否かを検討した.輸血からIFN治療開始までの期間が20年以下の群には, 以上の群よりも治療後のHCV RNA陰性化を伴ったALT値の持続正常化例が有意 (p<0.039) に多く認められた.今回の研究結果は, HCVの感染持続期間とIFNの治療効果には関連性があり, 感染後早期に治療を開始した方がより治療効果が得られ易いことを示唆している.

収録刊行物

• 感染症学雑誌

  感染症学雑誌 71 (5), 405-411, 1997

  一般社団法人 日本感染症学会

キーワード

• IFN therapy
• chronic hepatitis C
• blood transfusion
• carrier
• HCV infection

詳細情報

• CRID: 1390001205046078720
• NII論文ID: 130004330558
• NII論文ID: 10008720787
• NII書誌ID: AN00047715
• DOI: 10.11150/kansenshogakuzasshi1970.71.405
• ISSN: 1884569X
• ISSN: 03875911
• NDL書誌ID: 4218445
• PubMed: 9209120
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I4218445
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/1997212999
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • Crossref
  • PubMed
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可