Micro-Suspension-Test; ヒト免疫不全ウイルスに対する消毒薬の効果判定方法

• 島越 由紀子

  大阪医科大学第2内科学教室 大阪医科大学微生物学教室

• 佐野 浩一

  大阪医科大学微生物学教室

• 中野 隆史

  大阪医科大学微生物学教室

• 中村 積方

  大阪医科大学微生物学教室

• 大柴 三郎

  大阪医科大学第2内科学教室

• 勝 健一

  大阪医科大学第2内科学教室

• 中井 益代

  大阪医科大学微生物学教室

書誌事項

タイトル別名

• A Micro-Suspension-Test for Evaluation of Disinfectants against Human Immunodeficiency Virus
• Micro-Suspension-Test--ヒト免疫不全ウイルスに対する消毒薬の効果判定方法〔英文〕
• Micro Suspension Test ヒト メンエキ フゼン ウイルス

抄録

我々は, ヒト免疫不全ウイルス (HIV-1) に対する消毒薬の効果判定方法であるmicrosuspension-testを開発し, その信頼性を検討した. 浮遊状態のHIV-1持続感染細胞を消毒薬と作用させ, 非感染細胞と混合培養し, 巨細胞形成 (GCF) と上清中の逆転写酵素活性 (RTA) によって, 残存する感染性を調べた. 培養2日目にGCFとRTAを検討するshort。term assayと, 培養28日目までRTAを検討する10ng-term assayとで構成されており, 感度はそれぞれ1×103, 1×101感染細胞であった. エタノール, グルタールアルデヒド, ホルマリン, 次亜塩素酸ナトリウム, ポビドンヨードの5分間処理での最低有効濃度は, それぞれ20v/v%, 0.01v/v%, 5v/v%, 0.05v/v, 0.1v/v%であり, 濃度依存性, 時間依存性の消毒効果をみることができた. micro-suspension-testは, 簡便で, 感度もよいため, HIV-1に対する消毒薬の効果判定として有効であると考えた.

収録刊行物

• 感染症学雑誌

  感染症学雑誌 69 (5), 532-538, 1995

  一般社団法人 日本感染症学会

キーワード

• chemical disinfectant
• persistently HIV-1-infected cells
• infectivity assay
• reverse transcriptase activity
• giant cell formation

詳細情報

• CRID: 1390282680021079168
• NII論文ID: 130004330348
• NII論文ID: 10008726150
• NII書誌ID: AN00047715
• DOI: 10.11150/kansenshogakuzasshi1970.69.532
• ISSN: 1884569X
• ISSN: 03875911
• NDL書誌ID: 3618864
• PubMed: 7602186
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I3618864
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/1996001078
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • Crossref
  • PubMed
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可