多発するびらん様微小陥凹病変を呈した転移性大腸印環細胞癌の1例

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  • Colonic metastases of signet-ring cell carcinoma presenting as multiple small depressed lesions like erosions : report of a case

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抄録

症例は67歳,男性.61歳時の胃印環細胞癌に対する幽門側胃切除術後6年目の定期検査で,残胃再発および大腸に多発性転移巣を認め,残胃全摘・結腸亜全摘術が施行された.大腸転移巣は盲腸からS状結腸まで40箇所以上に多発するびらんようないしIIc様微小病変を呈し,組織学的には印環細胞癌がほぼ粘膜内に限局し,著明なリンパ管侵襲およびリンパ節転移を認めた.本症例の大腸転移巣像は極めてまれであり,その発見には内視鏡検査が有用と考えられた.

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