食品用ポリプロピレン製品中の添加剤の分析

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タイトル別名
  • Determination of Additives in Food Contact Polypropylene.
  • ショクヒンヨウ ポリプロピレン セイヒン チュウ ノ テンカザイ ノ ブンセキ

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抄録

既報のポリエチレン及びポリ塩化ビニル中の添加剤一斉分析法について, ポリプロピレンへの適用を検討した. 84種類の添加剤を分析対象とし, そのうち29種類の添加回収試験を行ったところ, 回収率は63.1~114.1%とほぼ良好であった. 食品用ポリプロピレン製器具・容器包装39検体中の残存添加剤を測定したところ, 酸化防止剤のIrganox 1010が最も高頻度に検出され, 次いでIrgafos 168であった. その他, 酸化防止剤のBHT, 滑剤のオレアミド, ステアミド, エルカミド, ステアリン酸などが検出された. 更に, 界面活性剤のモノパルミチン, モノステアリンや可塑剤のDEHP, BBP, DINP等も検出された. また, 滑剤として添加されたと思われる3種類の脂肪族炭化水素群も見いだされた.

収録刊行物

  • 食品衛生学雑誌

    食品衛生学雑誌 41 (2), 154-161, 2000

    公益社団法人 日本食品衛生学会

被引用文献 (8)*注記

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参考文献 (13)*注記

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