小腸穿孔後，心不全およびヘルペスウイルス感染症を来たして死亡したアレルギー性肉芽腫性血管炎（Ｃｈｕｒｇ‐Ｓｔｒａｕｓｓ症候群）の１剖検例

• 梅原 泰

  大阪赤十字病院消化器内科

• 大崎 往夫

  大阪赤十字病院消化器内科

• 国立 裕之

  大阪赤十字病院消化器内科

• 高松 正剛

  大阪赤十字病院消化器内科

• 木村 達

  大阪赤十字病院消化器内科

• 喜多 竜一

  大阪赤十字病院消化器内科

• 蜂谷 勉

  大阪赤十字病院消化器内科

• 福山 隆之

  大阪赤十字病院消化器内科

• 圓尾 隆典

  大阪赤十字病院消化器内科

• 辻 賢太郎

  大阪赤十字病院消化器内科

• 波多野 広美

  大阪赤十字病院消化器内科

• 澤武 建雄

  大阪赤十字病院消化器内科

• 米門 秀行

  大阪赤十字病院消化器内科

• 友野 尚美

  大阪赤十字病院消化器内科

書誌事項

タイトル別名

• An autopsy case of allergic granulomatous angitis (Churg Strauss Syndrome) with heart failure and HSV infection following perforation of the small intestine

抄録

症例は58歳女性．下腹部痛を主訴に入院．シリコンによる豊胸術と喘息の既往がある．(1)先行する気管支喘息(2)好酸球増加(3)血管炎症状を認めたことからアレルギー性肉芽腫性血管炎(Churg-Strauss症候群)と診断．プレドニゾロン40mg開始したが投与6日後，小腸穿孔来たし開腹術施行，術後35日目より心不全発症．シクロフォスファミド追加するも効果なく永眠された．剖検にて心臓に多発性の小梗塞とともに，多臓器に核内封入体を認め，単純ヘルペスウイルス感染症が示唆された．

収録刊行物

• 日本消化器病学会雑誌

  日本消化器病学会雑誌 99 (5), 493-499, 2002

  一般財団法人 日本消化器病学会

キーワード

• アレルギー性肉芽腫性血管炎(Churg-Strauss症候群)
• 多発性小腸穿孔
• 心不全

詳細情報

• CRID: 1390001206398162304
• NII論文ID: 10009389505
• NII書誌ID: AN00192124
• DOI: 10.11405/nisshoshi1964.99.493
• COI: 1:STN:280:DC%2BD38zgslahtw%3D%3D
• ISSN: 13497693
• ISSN: 04466586
• PubMed: 12048893
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2002212017
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • PubMed
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可