-
- 松尾 精彦
- 関西大学経済学部
書誌事項
- タイトル別名
-
- On the Use of Two-Dimensional Statistics for Testing Linear Logistic Model Conditionally and Exactly
- 2ジゲン トウケイリョウ オ モチイタ センケイ ロジスティック モデル ノ ジョウケン ツキ セイカク ケンテイ
この論文をさがす
抄録
k個の独立な二項確率変数,Y1,...,YK;Y1~B(ni,pi),に対して線形ロジスティックモデルを想定し,水準αを固定して条件付正確検定を行うときのサイズおよび検出力についての議論を行なう.ここでは,等確率性の検定と,唯一の説明変数が利用できるときの対応する母数の検定を考える.条件付正確法により検定を行なう際に気を付けなければならないのは,検定統計量の離散性である.この離散性がデータの僅かな違いにより大きく変動することを示し,同じ検定統計量値をとる観測間に自然な順位付けを与える,2次元検定統計量を紹介する.この2次元検定統計量を導入することにより,従来非条件付正確検定の方が検出力が高いとされている設定でも,条件付の方が検出力が高くなる例を与える.この論文を通して,N=Σi=1kni=60とし,k=3,4,5,6とする.60という比較的小さな数のデータでも,2次元検定統計量を導入することにより,条件付正確検定を有効に行えることを示すのがこの論文の目的である.
収録刊行物
-
- 応用統計学
-
応用統計学 29 (1), 1-25, 2000
応用統計学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390282679418766464
-
- NII論文ID
- 10009669243
-
- NII書誌ID
- AN00330942
-
- ISSN
- 18838081
- 02850370
-
- NDL書誌ID
- 5430553
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可