森林の伐採と火入れが森林土壌の微生物バイオマス炭素量に与える影響

• 金子 信博

  島根大学生物資源科学部

• 土井 雅美

  島根大学生物資源科学部

• 片桐 成夫

  島根大学生物資源科学部

書誌事項

タイトル別名

• Effects of clear-cutting and slash-burning on soil microbial biomass carbon
• シンリン ノ バッサイ ト ヒイレ ガ シンリン ドジョウ ノ ビセイブツ バ

抄録

島根県の花崗岩を母岩とする土壌に成立したアカマツ・コナラ二次林で土壌微生物バイオマス炭素量を測定した。二次林と,1994年皆伐の一般造林地,そして皆伐後火入れをした造林地の3箇所で,火入れ後8ヶ月後から14ヶ月後までの期間の微生物バイオマス炭素量の変化をくん蒸抽出法を用いて調査した。微生物バイオマス量は春,秋に比べて夏に多かった。伐採から8〜14ヶ月後には鉱質土壌のバイオマス量は二次林と違いが見られなかったが,有機物層のバイオマス量は二次林よりも低下していた。一方,火入れ造林地では有機物層がすべて失われ,火入れ後14ヶ月経過しても二次林や一般造林地よりも40%から50%程度鉱質土壌のバイオマス量が低かった。

収録刊行物

• 森林立地

  森林立地 38 (2), 85-91, 1996

  森林立地学会

詳細情報

• CRID: 1390001204210805632
• NII論文ID: 110007088831
• NII論文ID: 10009709571
• NII書誌ID: AN00124077
• DOI: 10.18922/jjfe.38.2_85
• ISSN: 21896275
• ISSN: 03888673
• NDL書誌ID: 4119470
• Web Site: http://id.ndl.go.jp/bib/4119470
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I4119470
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可