高齢者の変形性膝関節症に関する有病率, 増悪因子及び日常生活動作に対する影響に関する疫学的研究

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  • The prevalence and risk factors of knee osteoarthritis and the effect on activities of daily living in the elderly

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抄録

目的 横断的疫学調査を行い,老人の変形性膝関節症の有病率,増悪囚子,日常生活動作に及ぼす影響を定量的に調べた.対象と方法 岡山県大原町の65歳以上の仝住人を対象にアンケート調査を行い, オッズ比(OR)を用いて解析を行った.結果及び考察 1190人より回答を得て,回収率は81.1%であった.有病率は男性46.7%,女性64.5%であった. 身長に閥して男性にのみ関連があり身長170cm以上でOR=2.00であった.肥満度(BMI) に関しては女性において特に関連が強くBMIの増加とともにORも増加しORは2.27から7.94であった.男性ではBMI26.4以上でのみ関連がありOR=5.29であった.ADLに関しては,正座の障害,階段昇降障害,歩行障害の順にORが高く関連が強かった. これらには膝蓋大腿関節の関連が示唆された.

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