尿路性器癌と胃癌および大腸癌との重複癌

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タイトル別名
  • Urogenital Cancer Combined with Gastric Cancer or Colon Cancer

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抄録

1986年から2000年までの15年間に当科で初めて入院治療を行った尿路性器癌1026例中135例 (13.2%) が重複癌で, 胃癌との重複癌は34例 (3.3%) 大腸癌との重複癌は25例 (2.4%) であった。これらの重複癌は全尿路性器癌1026例と比べると高齢であったが, 重複癌135例との年齢に有意差はなかった。また胃癌や大腸癌との重複癌の50%以上が喫煙の習慣をもっていたが, 全尿路性器癌の頻度と差はなかった。重複癌発生の時期および間隔に関しては, 胃癌と大腸癌で有意差はなかった。尿路性器癌領域からみた胃癌および大腸癌との重複癌の頻度と, 胃癌および大腸癌に尿路性器癌を合併する頻度について文献的考察を行った。

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