猫の甲状腺癌の1例

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  • Thyroid Carcinoma in Cat

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抄録

9歳齢の雄の日本猫に頸部腹側の腫脹を認めた。臨床症状および諸検査所見から、甲状腺の肥大を伴う甲状腺機能亢進症と臨床診断し、抗甲状腺剤の投与を開始した。約3カ月間投与を続けたが、頸部腹側がさらに腫脹したため、外科的に甲状腺を摘出した。病理組織学的検査の結果、甲状腺癌と診断された。本症例は、1年間にわたり術後も抗甲状腺剤の投与を継続し、現在まで頸部の腫脹を認めず、良好に経過している。

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