ベビーフード容器中のアルキルフェノール，ビスフェノールＡ，ベンゾフェノン及びフタル酸エステルの含有量とその溶出実態

• 尾崎 麻子

  大阪市立環境科学研究所

• 山口 之彦

  大阪市立環境科学研究所

• 岡本 章良

  大阪市立環境科学研究所

• 川井 信子

  大阪市立環境科学研究所

書誌事項

タイトル別名

• Determination of Alkylphenols, Bisphenol A, Benzophenone and Phthalates in Containers of Baby Food, and Migration into Food Simulants.
• 調査・資料 ベビーフード容器中のアルキルフェノール,ビスフェノールA,ベンゾフェノン及びフタル酸エステルの含有量とその溶出実態
• チョウサ シリョウ ベビーフード ヨウキ チュウ ノ アルキルフェノール ビスフェノール A ベンゾフェノン オヨビ フタルサン エステル ノ ガンユウリョウ ト ソノ ヨウシュツ ジッタイ

抄録

2001年に購入したベビーフードの容器16試料を対象とし，ビスフェノールAなど内分泌かく乱作用が疑われている化合物を含む16物質の材質中含有量とその溶出実態を調査した．フタル酸ジ-n-ブチル (DBP) が 7 試料(1.2～9.1 μg/試料)，フタル酸ジ-2-エチルヘキシル(DEHP)が15試料(1.3～18 μg/試料)から検出された．これらのうち5試料について水，4% 酢酸及びn-ヘプタンの3種の食品擬似溶媒を用いて溶出試験を行った結果，n-ヘプタンで最も多く溶出され，DBPが3試料から0.68～1.7 μg/試料，DEHPは全試料から0.33～3.5 μg/試料検出された．乳幼児のこれら容器に由来するDBP及びDEHPの摂取量は，それぞれ一日耐容摂取量(TDI)の約1/2,500，1/90～300と見積もられた．

収録刊行物

• 食品衛生学雑誌

  食品衛生学雑誌 43 (4), 260-266, 2002

  公益社団法人 日本食品衛生学会

キーワード

• ベビーフード
• 容器
• 外因性内分泌かく乱物質
• 移行
• フタル酸エステル
• フタル酸ジ-<i>n</i>-ブチル
• フタル酸ジ-2-エチルヘキシル

詳細情報

• CRID: 1390282679201466496
• NII論文ID: 10010405805
• NII書誌ID: AN00117741
• DOI: 10.3358/shokueishi.43.260
• COI: 1:CAS:528:DC%2BD38XntF2qt74%3D
• ISSN: 18821006
• ISSN: 00156426
• ISSN: http://id.crossref.org/issn/00156426
• NDL書誌ID: 6275477
• Web Site: https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/2010660166
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I6275477
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2003036832
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • IRDB
  • NDL
  • Crossref
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可