尿中ＩＶ型コラーゲン濃度の正常値についての検討　　糖尿病性腎症の診断指針の作成を目指して

• 堺 秀人

  日本腎臓学会

• 富野 康日己

  日本腎臓学会

• 槇野 博史

  日本腎臓学会

• 荒川 正昭

  日本腎臓学会

• 黒川 清

  日本腎臓学会

• 羽田 勝計

  日本糖尿病学会

• 守屋 達美

  日本糖尿病学会

• 猪股 茂樹

  日本糖尿病学会

• 片山 茂裕

  日本糖尿病学会

• 岩本 安彦

  日本糖尿病学会

書誌事項

タイトル別名

• [A study about normal values of urinary type IV collagen concentration--aim at constructing a diagnostic guideline for diabetic nephropathy].
• ―糖尿病性腎症の診断指針の作成を目指して―

抄録

糖尿病性腎症の早期診断には微量アルブミン尿の検出が標準的であるが,腎組織の変化をより早く捕らえる目的で尿中IV型コラーゲン濃度の測定も広く行われている。そこで糖尿病性腎症合同委員会では,健康診断施設受診者から健常者390人を選択し,健常者における随時尿の尿中IV型コラーゲンと尿中クレアチンの比を測定した。健常者の正常上限値は,両側5%検定(平均値+2S.D.)では8.17μg/g・Cr以下,片側5%検定(平均値+1.645S.D.)では7.26μg/g・Cr以下であった。今回は健常者の正常値の検討であり,この数値がそのまま糖尿病患者に対して有用であるかについては新たな検討が必要である。

収録刊行物

• 日本腎臓学会誌

  日本腎臓学会誌 44 (5), 427-431, 2002

  社団法人 日本腎臓学会

詳細情報

• CRID: 1390001204859302528
• NII論文ID: 10010593703
• NII書誌ID: AN10131749
• DOI: 10.14842/jpnjnephrol1959.44.427
• ISSN: 18840728
• ISSN: 03852385
• PubMed: 12216474
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2003016906
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • PubMed
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可