離散型要素を用いたせん断補強鉄筋を有さない鉄筋コンクリート梁の有限要素法解析

DOI Web Site Web Site 参考文献27件
  • 日比野 憲太
    社団法人 土木学会 立命館大学大学院博士後期課程 理工学研究科総合理工学専攻
  • 高木 宣章
    社団法人 土木学会 立命館大学 理工学部土木工学科
  • 児島 孝之
    社団法人 土木学会 立命館大学 理工学部土木工学科

書誌事項

タイトル別名
  • FINITE ELEMENT ANALYSIS ON THE SHEAR BEHAVIORS OF REINFORCED CONCRETE BEAMS WITHOUT SHEAR REINFORCEMENT BY THE USE OF DISCRETE ELEMENT
  • リサンガタ ヨウソ オ モチイタ センダン ホキョウ テッキン オ ユウサナイ テッキン コンクリート ハリ ノ ユウゲン ヨウソホウ カイセキ

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抄録

本研究は, 筆者等が提案した離散型ひび割れおよび付着モデルを, せん断補強鉄筋を有さないRC部材の有限要素法解析に適用したものである. せん断補強鉄筋を有さないRC部材のせん断耐力は, 圧縮部コンクリートのせん断耐力, 骨材のかみ合わせ作用, および鉄筋のダウエル作用により負担されている. 本モデルにはこれらの耐荷機構を要因ごとに検討を行った特性を導入している. さらに, 解析上の各ステップあたり, 部材の最大主引張応力点にひび割れモデルを一要素ずつ挿入し, 逐次進展するひび割れを表現する手法を用いて解析を行った. 本解析手法を用いることより, 各荷重レベルでの構成材料の応力状態および分担せん断力を明らかにし, 本解析手法の妥当性および問題点に関して検討を行った.

収録刊行物

  • 土木学会論文集

    土木学会論文集 2003 (739), 31-48, 2003-08-20

    公益社団法人 土木学会

参考文献 (27)*注記

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