過負荷運転によるUASB法におけるグラニュールの形成促進に関する研究

  • 周 偉麗
    社団法人 土木学会 Dept. of Civil Eng. Yamaguchi University
  • 今井 剛
    社団法人 土木学会 Dept. of Civil Eng. Yamaguchi University
  • 浮田 正夫
    社団法人 土木学会 Dept. of Civil Eng. Yamaguchi University
  • 関根 雅彦
    社団法人 土木学会 Dept. of Civil Eng. Yamaguchi University
  • 樋口 隆哉
    社団法人 土木学会 Dept. of Civil Eng. Yamaguchi University

書誌事項

タイトル別名
  • ENHANCED GRANULATION IN UASB REACTORS BY PRODUCING EXTRACELLULAR POLYMER AT OVER LOADING

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抄録

本研究では, グルコースを基質としたラボスケールのUASBにおいて, 反応器内を過負荷状態維持することにより, 細胞外ポリマーを早期に蓄積させ, そのことによる, グラニュールの形成促進効果について実験的に検討した. 実験結果から, 過負荷運転と細胞外ポリマーの蓄積, 及びグラニュールの形成に密切な関係があることが明らかてなった. また, 過負荷状態の保持により, グラニュール形成期間を約40日に短縮できた. 過負荷運転を行った場合, グラニュール形成までの期間は処理性能は低下するが, グラニュールが形成され始めると速やかに回復した. SEMによる観察結果から, 負荷のかけ方によって微生物相が異なることが確認された.

収録刊行物

  • 土木学会論文集

    土木学会論文集 2003 (741), 167-173, 2003-08-22

    公益社団法人 土木学会

参考文献 (25)*注記

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