ソマトスタチン誘導体が奏効し,保存的に治療し得た縦隔内すい仮性嚢胞の1例

  • 明石 哲郎
    九州大学大学院医学研究院病態制御内科(第3内科)
  • 河辺 顕
    九州大学大学院医学研究院病態制御内科(第3内科)
  • 坂本 竜一
    九州大学大学院医学研究院病態制御内科(第3内科)
  • 宜保 淳也
    九州大学大学院医学研究院病態制御内科(第3内科)
  • 井上 直子
    九州大学大学院医学研究院病態制御内科(第3内科)
  • 小島 瑞穂
    九州大学大学院医学研究院病態制御内科(第3内科)
  • 久野 晃聖
    九州大学大学院医学研究院病態制御内科(第3内科)
  • 有田 好之
    九州大学大学院医学研究院病態制御内科(第3内科)
  • 伊藤 鉄英
    九州大学大学院医学研究院病態制御内科(第3内科)
  • 名和田 新
    九州大学大学院医学研究院病態制御内科(第3内科)

書誌事項

タイトル別名
  • A case of mediastinal pancreatic pseudocysts conservatively treated with somatostatin analogue

この論文をさがす

抄録

膵仮性嚢胞は, 急性膵炎や慢性膵炎の合併症として, しばしば経験する. しかし, 縦隔内膵仮性嚢胞はまれで, 我々の検索しえた範囲では, 本邦報告例は21例である. また, その治療は, 大多数が嚢胞摘出術や嚢胞ドレナージ術などの外科的治療を受けている. 今回, 我々は抗酵素療法に抵抗性を示す縦隔内膵仮性嚢胞合併膵炎に対しソマトスタチン誘導体投与が奏効し, 保存的に嚢胞の消失を認めた症例を経験したので文献的考察を加えて報告する.

収録刊行物

被引用文献 (9)*注記

もっと見る

参考文献 (13)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ