再解析に基づくトモグラフィ的解析法に適した測定計画の検討

  • 三木 茂
    社団法人 土木学会 山口大学大学院 理工学研究科 後期博士課程
  • 寅岡 千丈
    社団法人 土木学会 山口大学大学院 理工学研究科 後期博士課程
  • 吉田 幸信
    日本道路公団 高松技術事務所
  • 進士 正人
    社団法人 土木学会 山口大学 工学部 社会建設工学科
  • 中川 浩二
    社団法人 土木学会 山口大学 臨床トンネル工学研究所

書誌事項

タイトル別名
  • CONSIDERATION ON THE REASONABLE PLANNING OF SEISMIC REFRACTION SURVEY FOR TOMOGRAPHIC ANALYSIS METHOD
  • サイカイセキ ニ モトヅク トモグラフィテキ カイセキホウ ニ テキシタ ソクテイ ケイカク ノ ケントウ

この論文をさがす

抄録

近年, トンネル弾性波探査にトモグラフィ的解析法 (トモグラフィ法) が用いられるようになった. トモグラフィ法を適用する場合, トンネル計画面全体にわたり波線が通過することが望ましい. 既に実施された96本のトンネル (153測線) の弾性波探査結果についてトモグラフィ的解析法による再解析を行い, 弾性波探査の実施状況について検討を行った. 筆者らの解析の範囲では, 検討したトンネルの43%で波線が完全には通過しない結果となり, 主要な原因としては, (1)土被りが厚い, (2)主測線を分割している, (3)起振点配置や受振距離の設定がトモグラフィ的解析に適切でないなどが挙げられた. ここでは, 再解析結果に基づき, トモグラフィ的解析を適用する際の弾性波探査実施上の留意点と対応について報告する.

収録刊行物

  • 土木学会論文集

    土木学会論文集 2004 (756), 49-59, 2004-03-20

    公益社団法人 土木学会

被引用文献 (2)*注記

もっと見る

参考文献 (16)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ