消化器外科手術後早期の膀胱機能に関する検討 : 超音波残尿測定法の有用性について Examination of Bladder Function in the Early Stage after Surgical Operation of the Digestive Organ-The Usefulness of Ultrasonic Bladder Capacity Measuring Method

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抄録

〔はじめに〕腹部手術における尿道カテーテル抜去後の膀胱機能回復について検討した。〔対象と方法〕対象は全身麻酔下に腹部手術を施行した泌尿器疾患の既往のない患者89人。超音波残尿測定装置を用い術後尿道カテーテル抜去後初回排尿後の残尿を測定し, 以後残尿が50ml以下になるまで測定を継続した。対象症例を上腹部手術群 (U群), 腹腔鏡下胆嚢摘出術群 (C群), 下腹部手術群 (L群), 直腸手術群 (R群) の4群とした。〔結果〕U, C群において残尿量をほとんど認めず, L, R群では初回残尿を100ml以上認める症例が38.9%存在した。ほとんどの症例で残尿量は時間とともに減少し翌日には問題とならなかったが, R群では抜去後2日間では残尿量が減少しない症例も多かった。〔まとめ〕超音波測定装置による非侵襲的残尿測定は術後の排尿障害を容易に把握でき, 術後早期からの生活指導に有用な手段と思われた。

収録刊行物

  • 日本外科系連合学会誌

    日本外科系連合学会誌 29(1), 38-42, 2004-02-28

    日本外科系連合学会

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各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10012122675
  • NII書誌ID(NCID)
    AN00002502
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    ART
  • ISSN
    03857883
  • データ提供元
    CJP書誌  J-STAGE 
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