腸重積で発症した Peutz-Jeghers 症候群に対し、小切開で盲腸切除および全小腸内視鏡検査を施行し得た1例 Successful Minilaparotomy Approach which Enabled Total Small-bowel Endoscopy and Cecal Resection in Peutz-Jeghers Syndrome Complicated by Intussusception : Report of Case

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抄録

Peutz-Jeghers症候群 (以下, PJ) は消化管ポリープによる腸重積で発症し, 緊急手術の対象となることが多い。その際, 腸重積, 出血あるいは癌化の原因となる小腸ポリープの検索を行うことが重要である。今回, 小切開で全小腸内視鏡検査を施行し得たPJの1例を経験したので報告する。症例は32歳, 女性。繰り返す腹痛の精査のため入院。右下腹部に手拳大の腫瘤と口唇・口腔粘膜に色素沈着を認めた。腹部CTで回盲部にring sign, 注腸検査で盲腸ポリープを先進部とする回盲部の腸重積を認めた。手術は臍右を回る4cmの腹部正中で開腹し, 盲腸切除を施行。小腸のほぼ中央に半周性の横切開をおき, 麻酔器の蛇管を口・肛側へ挿入, 小腸をpleatingさせ大腸内視鏡を挿入し, pleatingを順次解除しつつ全小腸を検索した。今回は結果的に, 小腸ポリープは認めなかったが, われわれのPJに対する小腸ポリープ検索方法は, 小切開でも十分可能であり, 今後同様の症例に対して試みる価値があると考えた。

収録刊行物

  • 日本外科系連合学会誌

    日本外科系連合学会誌 29(1), 72-76, 2004-02-28

    日本外科系連合学会

参考文献:  16件中 1-16件 を表示

被引用文献:  3件中 1-3件 を表示

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10012122750
  • NII書誌ID(NCID)
    AN00002502
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    NOT
  • ISSN
    03857883
  • データ提供元
    CJP書誌  CJP引用  J-STAGE 
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