氷点下で発生する送電線着雪について Conditions of snow accretion on aerial wires at sub-freezing temperature

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抄録

従来,送電線への着雪は「湿型:0~3℃程度の比較的高温の湿り雪が強風でたたきつけられて着雪するパターン」と「乾型:氷点下の乾燥雪が弱風下で積もり,焼結するパターン」の2通りに分類されてきた.しかし,筆者らの観測した,「氷点下温度かつ強風下での急激な発達」は,従来パターンには,あてはまらない.この現象が起きる原因としては,氷点下でも液体の水が存在していることが考えられ,たとえば,1)湿度の高い気団の下に相対的に冷たい寒気が侵入し,もとの気団から降下する湿った雪片が寒気中の電線に衝突して急速に固まる,2)潮風の塩分もしくは融雪剤が雪の融点を下げている,3)電線のジュール熱が雪を融かしている,の3通りの状況が挙げられる.筆者らの観測したパターンは,着雪の直前に急激に気温が低下していることから,上記1)に対応すると考えられる.

収録刊行物

  • 雪氷

    雪氷 66(1), 59-64, 2004-01-15

    The Japanese Society of Snow and Ice

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各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10012127071
  • NII書誌ID(NCID)
    AN00131221
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    NOT
  • ISSN
    03731006
  • NDL 記事登録ID
    6853330
  • NDL 雑誌分類
    ZM43(科学技術--地球科学--気象)
  • NDL 請求記号
    Z15-23
  • データ提供元
    CJP書誌  NDL  J-STAGE 
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