救命救急センターにおける形成外科診療

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  • Plastic Surgical Treatment in Kitasato University Hospital Emergency Critical Center

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抄録

北里大学救命救急センターは昭和61年独立型の救命救急センターとして開設し, 各科から専門の医師が集まり一つの集団となって診療を行っている。1995年4月から1998年3月までの3年間に救命救急センターを受診した5,546例の中で形成外科医が診療した975例について検討した。救命救急センターにおける形成外科診療として重症熱傷, 多発外傷に伴う顔面, 四肢の損傷, 早急に手術が必要となる手指の外傷症例などが診療の中心であった。内容は手の外傷400例, 顔面外傷357例, 熱傷127例, その他91例であった。各分野での専門知識を必要とする多発外傷や, 重症熱傷症例において迅速に対応することができた。緊急手術や早急に処置が必要な症例に対し, X線撮影, CTスキャン, 血管造影, 各種血液検査などが迅速に行うことができ, 手術室への搬送や処置室での対応が迅速に行えた。

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