地方都市圏におけるTDM施策の適用可能性

書誌事項

タイトル別名
  • Applicability of TDM schemes in small city-region
  • 地方都市圏におけるTDM施策の適用可能性--地区内道路の安全確保を考慮した清武町における社会実験
  • チホウ トシケン ニ オケル TDM シサク ノ テキヨウ カノウセイ チク ナイ ドウロ ノ アンゼン カクホ オ コウリョ シタ キヨタケチョウ ニ オケル シャカイ ジッケン
  • 地区内道路の安全確保を考慮した清武町における社会実験
  • A trial operation in Kiyotake-town securing the safety on residential district road

この論文をさがす

抄録

人口 30万人の地方都市である宮崎県宮崎市の都心部まで5~10kmと近く、かつ公共交通機関のサービス水準が非常に低い制約条件を有す清武町において、平成 14年11月18~22日(5日間)に「交通円滑化」と「地区交通の安全性向上」を目的とした総合的な交通社会実験が実施された。その結果と得られた知見は次の通りである。1)通過交通が流入している地区道路において一方通行規制を実施し、想定どおり歩行者と自転車の交通安全を確保できた。2)この一方通行規制により排除された自動車は、国道に還流し交通混雑を助長する可能性があったが、事前の交通調査・解析から還流する自動車台数を推定し、これに対応するモニター数を確保して公共交通機関へ転換を図ることで、交通混雑を回避できた。3)モニターの参加率は5日間を通じて低下しなかったことから、実験で設定した公共交通機関のサービス改善はモニターの満足を得られるレベルであったといえる。

収録刊行物

  • 都市計画論文集

    都市計画論文集 38.3 (0), 469-474, 2003

    公益社団法人 日本都市計画学会

被引用文献 (2)*注記

もっと見る

参考文献 (11)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ