イギリスの国土・地域計画制度の変容とEUによる影響

書誌事項

タイトル別名
  • A study on the impact of the European Union on the U.K. national and regional planning system
  • イギリス ノ コクド チイキ ケイカク セイド ノ ヘンヨウ ト EU ニ ヨル エイキョウ

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抄録

本論文では、地域統合の進展に伴う空間計画制度の変容に関する研究のケーススタディとして、イギリスの空間計画制度におけるEUの空間政策・計画の影響について論じている。はじめに、EUレベルでの地域政策・空間計画の展開について整理している。第3章では、(1)主として EU地域政策の影響によるリージョナリズムによって、地域レベルの組織が設立されたこと、(2)EUレベルの政策・計画がRPGにおいて考慮されていること、を述べている。第4章では、National Planという考え方が、ESDPの昀終合意の後に現れてきていることを示している。結論として、EUレベルと地域レベルの重要性が高まるにつれて、国レベルの計画は、地域計画の枠組みとしての機能とともに、EUレベルと地域・地方レベルの「導管」としての役割を求められている。

収録刊行物

  • 都市計画論文集

    都市計画論文集 38.3 (0), 817-822, 2003

    公益社団法人 日本都市計画学会

被引用文献 (3)*注記

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参考文献 (19)*注記

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