発作性心房細動のハイブリッド療法に用いられた抗不整脈薬催起性の洞結節機能低下例に対するシロスタゾールの有用性 The effect of cilostazol to sinus nodal function suppressed by hybrid therapy in patients with paroxysmal atrial fibrillation

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抄録

抗不整脈薬により粗動化する心房細動 (AF) は, 三尖弁輪解剖学的峡部心筋焼灼術と粗動化させた抗不整脈薬の併用療法 (ハイブリッド療法: HT) により, 高率に洞調律が維持されるが, 洞結節機能障害が既存し, 抗不整脈薬により悪化する症例がある.我々は洞結節機能障害を合併したAF4例に対してHTを施行し, シロスタゾール (CL) を追加投与して洞調律維持効果と洞結節機能を評価した.ボルター心電図上HTとCL併用後, 心停止は消失し, 最小心拍数は増加し, AFは抑制された.抗不整脈薬により修正洞結節回復時間 (CSRT) は洞房ブロック (SAB) を伴い3, 699±1, 581msecと高度に延長したが, HTとCL併用後にはSABは消失しCSRTは563±321msecと著明に短縮した.洞結節機能障害を合併したAFにおけるHTとCLの併用療法は, 洞調律維持のみならず洞結節機能改善に有効であると考えられた.

収録刊行物

  • 心電図 = Electrocardiology

    心電図 = Electrocardiology 23(6), 579-586, 2003-11-25

    The Japanese Society of Electrocardiology

参考文献:  30件中 1-30件 を表示

被引用文献:  2件中 1-2件 を表示

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10012548629
  • NII書誌ID(NCID)
    AN00358282
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    ART
  • ISSN
    02851660
  • データ提供元
    CJP書誌  CJP引用  J-STAGE 
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