PSE性状を示す豚肉の加工適性 : 保水性, 色調および物性について Water Holding Capacity, Color and Texture of PSE Pork Sausage

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抄録

通常の豚肉を用いて、高温と低pH処理によりPSE様状態を呈する肉を人為的に調整した。調整した豚肉試料がどの程度のPSE状態であるか判定するために、試料から抽出した筋漿タンパク質の変性程度を透過率(ransmission Value :M値)で測定した。その保水性、ならびにソーセージを試作しクッキングロス、物性などの項目について比較検討を行い、PSE様豚肉における保水性とクッキングロスの関係について調べた。また加熱後の各豚肉ソーセージ試料の色調を測定し、生肉でのPSE状態との関連性を検討した。PSE処理時のpHの低下に伴いM値が上昇し、筋漿タンパク質の変性が顕著に進んだ。ろ紙加圧法による保水性の測定値(M/値)は試料のPSE状態が進むに伴い、その値が徐々に低下し、クッキングロスは増加した。用いた試料において、保水性とクッキングロスの間に負の相関が認められた。また、PSE様肉の保水性とクッキングロスとともに、その測定値は対照区より劣る値を示した。色調測定でのHuner値において、PSE状態の進行とともに正常肉に比べてLおよびb値の上昇とa値の低下が明らかにみられ、L(*)、a(*)およびb(*)も同様の変動を示し、肉眼的所見からも赤色にと乏しく白けた色調を呈した。物性測定の結果では、PSE状態が進むにつれテクスチャーが低下する傾向がみられ、このようなソーセージは商品価値が低いものと判断された。

収録刊行物

  • 日本養豚学会誌 = The Japanese journal of swine science

    日本養豚学会誌 = The Japanese journal of swine science 41(2), 76-81, 2004-06-20

    日本養豚学会

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各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10012627287
  • NII書誌ID(NCID)
    AN10202971
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    ART
  • ISSN
    0913882X
  • NDL 記事登録ID
    7013043
  • NDL 雑誌分類
    ZR22(科学技術--農林水産--畜産)
  • NDL 請求記号
    Z18-1082
  • データ提供元
    CJP書誌  NDL  IR 
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