Brugada 型心電図の診断におけるNa^+チャネル遮断薬負荷試験と右側(高位)前胸部誘導心電図 Na^+ channel blockade challenge test and the position of high right precordial leads in the diagnosis of Brugada type ECG

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抄録

Brugada症候群の診断目的で施行したNa<SUP>+</SUP>チャネル遮断薬負荷試験の陽1生例20例 (男性18例, 女性2例, 平均年齢50±15歳) の心電図および心電図変化について検討した.Na<SUP>+</SUP>チャネル遮断薬としてピルジカイニド (0.6~1.0mg/kg) を静注した.標準記録部位と―肋間高位の右側前胸部誘導 (高位肋間誘導) を静注前後に記録し, 心電図の諸指標を自動解析プログラムにて解析した.本研究の対象は, ピルジカイニド静注後, 高位肋間誘導を含む右側前胸部誘導 (V<SUB>1-3</SUB>) にてcoved型ST上昇を呈し, J点 (ST接合部) が3mm以上となるかJ点の前値からの上昇が2mm以上になった症例とした.結果: 20例のうち, 10例は失神や心房細動などの症状を有し, 残る10例は無症状であった.薬物負荷前にBrugada型心電図は, 標準記録部位にて9例, 高位肋間誘導を含めると15例に認められた.薬物負荷後のcoved型ST上昇は, 標準記録部位では10例, 高位肋間誘導では全例に認められた.PQ, QRS, QT時間はピルジカイニド投与により有意に延長した.J点の高さ (STJ) は薬物投与前後とも―肋間高位のV<SUB>2</SUB>誘導で最大であり, STJの変化量 (△STJ) も―肋間高位のV2誘導が最大値を示した.加算平均心電図では薬物投与前に8例 (40%) が陽1生で, EPSを施行した8例中6例に心室細動が誘発された, 結論: Brugada型心電図の診断には, Na<SUP>+</SUP>チャネル遮断薬負荷試験も含めて―肋間高位の右側前胸部誘導記録が必須と考えられた.

収録刊行物

  • 心電図 = Electrocardiology

    心電図 = Electrocardiology 24(2), 120-128, 2004-03-25

    The Japanese Society of Electrocardiology

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各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10012708598
  • NII書誌ID(NCID)
    AN00358282
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    ART
  • ISSN
    02851660
  • データ提供元
    CJP書誌  J-STAGE 
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