素地調整が異なる塗装鋼板の腐食劣化に関する基礎的研究

  • 伊藤 義人
    社団法人 土木学会 名古屋大学大学院 工学研究科社会基盤工学専攻
  • 金 仁泰
    社団法人 土木学会 名古屋大学大学院 工学研究科社会基盤工学専攻
  • 貝沼 重信
    社団法人 土木学会 岐阜大学 総合情報メディアセンター
  • 門田 佳久
    社団法人 土木学会 戸田建設株式会社

書誌事項

タイトル別名
  • CORROSION DETERIORATION OF PAINTED STEELS WITH DIFFERENT SURFACE PREPARATIONS OF STEEL SUBSTRATES
  • キジ チョウセイ ガ コトナル トソウ コウハン ノ フショク レッカ ニ カンスル キソテキ ケンキュウ

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抄録

本研究では, 4種類の素地調整が異なる塗装鋼板を用いて251日間の促進腐食実験を行った. この実験では, 裸鋼板の表面に層状さびを発生させた鋼板を用いて, さびを1) 完全に除去, 2) 中程度除去, 3) 無除去の処理後, 塗装を施した3種類の供試体を用いた. また, ブラスト処理の無腐食鋼板に塗装した新規塗装の供試体も比較のため用いた. 塗装一般部, クロスカット部, および塗装と素地露出部との境界部などに生じた塗膜のふくれ面積および板厚減少量などを用いて素地調整の程度が塗装鋼板の腐食劣化特性に及ぼす影響を明らかにし, 橋梁メンテナンスのライフサイクルアナリシスの基礎データを提供した.

収録刊行物

  • 土木学会論文集

    土木学会論文集 2004 (766), 291-307, 2004-07-21

    公益社団法人 土木学会

被引用文献 (2)*注記

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参考文献 (28)*注記

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