琵琶湖のヨシ群落における仔稚魚のエサとしての微小甲殻類の現存量 Microcrustacean Abundance as Potential Food Resources for Larval and Juvenile Fishes in a Reed Zone of Lake Biwa

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抄録

ヨシ群落が持つ魚類の初期の生育場所としての価値を評価するために、琵琶湖において1994年の4月から7月に、8グループの微小甲殻類の出現量の時間変化を調べた。8グループの中では、ゾウミジンコ、ノープリウス幼生、マルミジンコ科、カイミジンコ、アオムキミジンコが優占していた。ヨシ群落の岸近くにおいて、微小甲殻類の現存量は全体として188~3290個体/ l の間で変動した。季節的には4月下旬と5月下旬にピークがあったが、6月以降は低い値で推移した。微小甲殻類は5月上旬から6月中旬にかけてヨシ群落内でも岸近くの方が多くなっていた。1960年代に同じヨシ群落で調べられた結果と比較したところ、1994年の方が有意に出現量が多かった。特に、カイミジンコは1960年代には全く出現していなかったのと対照的であった。これらの大きな変化は近年の沿岸帯の環境および生物群集の変化を反映しているのかもしれない。

収録刊行物

  • 水産増殖

    水産増殖 52(2), 145-152, 2004-06-20

    水産増殖談話会

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各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10013145225
  • NII書誌ID(NCID)
    AN00124667
  • 本文言語コード
    ENG
  • 資料種別
    ART
  • ISSN
    03714217
  • NDL 記事登録ID
    7012972
  • NDL 雑誌分類
    ZR26(科学技術--農林水産--水産)
  • NDL 請求記号
    Z18-761
  • データ提供元
    CJP書誌  NDL  IR 
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