イトウ凍結精子における適切な耐凍剤の検討 Cryopreservation of Sakhalin Taimen Hucho perryi Spermatozoa : Effect of Cryoprotectants on Post-thaw Fertility

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抄録

イトウ精子の凍結保存における適切な保存液を開発するため、受精率を指標に耐凍剤の種類を検討した。300mMグルコースを90%、耐凍剤(DMSO、メタノール、グリセリン)を10%含む保存液で精液を4倍に希釈し、予めドライアイスに開けた小孔に100μl ずつ滴下し凍結した。滴下3分後に各ペレットを液体窒素に投入し、2時間以上浸漬した。各種ペレット4粒を30℃の120mM NaHCO3 16ml 中で解凍し、20gの卵に媒精した。卵は8℃の水中に14時間以上静置した後、ブアン氏液で固定し、卵割の有無を指標に受精率を算出した。受精率は耐凍剤がメタノールの場合に最も高く、DMSO、グリセリンの順に有意に低下した。メタノールを含む保存液で凍結した精液は、DMSOを含む保存液で凍結した精液より約2倍高い受精率を示した。以上の結果は、メタノールがイトウ精子の耐凍剤として適していることを示唆している。

収録刊行物

  • 水産増殖

    水産増殖 52(2), 171-175, 2004-06-20

    水産増殖談話会

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各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10013145307
  • NII書誌ID(NCID)
    AN00124667
  • 本文言語コード
    ENG
  • 資料種別
    ART
  • ISSN
    03714217
  • NDL 記事登録ID
    7013013
  • NDL 雑誌分類
    ZR26(科学技術--農林水産--水産)
  • NDL 請求記号
    Z18-761
  • データ提供元
    CJP書誌  NDL  IR 
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