24時間ホルター心電図を用いた新しいQT時間の定量評価法 New quantitative methods for measurement of QT interval using 24-hour Holter ECG recordings

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抄録

QT時間の評価にはBazettの補正式を用い判定することが多いが限界がある.近年, 24時間ボルター心電図検査によりQT時間が自動計測できるようになったことで, 新しい評価法を考案した.健常者232名 (男性139名, 平均50.2歳, 女性93名, 平均50.4歳) を対象に, 各心拍数におけるQT時間を測定し, その平均値を算出, 性別, 年齢, 昼夜の及ぼす影響を検討した.QT時間は各心拍数で男性に比べ女性で有意 (p<0.01) に長く, また男性では60歳, 女性で50歳を境に, より高齢になるほど長くなる傾向を示した上昼夜別のQT時間は男女とも夜のほうが長い傾向を示したが, 有意差は認めなかった.これらをもとに年齢と性別による各心拍数の基準QT時間とその標準偏差 (SD) を求めた.さらに実測値と基準値の差を基準値のSDで除した値を偏差QTとし, QT時間の経時的変化を評価する指標とした, この方法は, QT時間の動的変化を心拍数にとらわれることなく定量的に評価でき, QT時間の異常に基づく病態の解明に応用が期待される.

収録刊行物

  • 心電図 = Electrocardiology

    心電図 = Electrocardiology 24(4), 199-207, 2004-07-25

    一般社団法人 日本不整脈心電学会

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被引用文献:  1件中 1-1件 を表示

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10013334277
  • NII書誌ID(NCID)
    AN00358282
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    ART
  • ISSN
    02851660
  • データ提供元
    CJP書誌  CJP引用  J-STAGE 
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