書誌事項
- タイトル別名
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- IgAジンショウ
- [Advances in the treatment of progressive renal dysfunction. 2. IgA nephropathy].
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抄録
IgA腎症に対する治療の基本は,個々の患者の病態に適合した治療法を選択することである.クレアチニンクリアランス70ml/分以上かつ尿蛋白1~2g/日で,腎生検所見上慢性病変が軽度で急性炎症所見が主体の症例が副腎皮質ステロイド療法の良い適応となる.一方,慢性病変を主体とし緩徐に進行する病態に対してはレニン〓アンジオテンシン系阻害薬や低蛋白食, fish oilによる治療などが選択される.すでに腎機能が中等度以上に低下した症例や,慢性硬化病変が主体をなす症例ではステロイド療法のみでは長期的な腎機能保持は期待できず,これらハイリスク患者の腎機能予後を改善しうる有効な治療法の開発が望まれる.
収録刊行物
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- 日本内科学会雑誌
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日本内科学会雑誌 93 (5), 912-922, 2004
一般社団法人 日本内科学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001206442672512
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- NII論文ID
- 10013354314
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- NII書誌ID
- AN00195836
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- ISSN
- 18832083
- 00215384
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- NDL書誌ID
- 025076170
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- PubMed
- 15176246
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- PubMed
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可