輸血医療の進歩と課題  III.輸血副作用  5.非溶血性副作用

  • 芦田 隆司
    近畿大学附属病院輸血部 近畿大学附属病院血液・腎臓・膠原病内科

書誌事項

タイトル別名
  • ヒヨウケツセイ フクサヨウ
  • [Adverse effects of blood transfusion. 5. Non-hemolytic adverse effects].

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抄録

輸血に伴う非溶血性副作用は蕁麻疹や発熱などの軽症の症例が大部分を占めるが,アナフィラキシー(様)ショック,血圧低下,呼吸困難といった重症例や,輸血関連急性肺障害,血液製剤の細菌汚染による死亡例もみられる.安全で適正な輸血療法を行うためには,副作用を減らすべく適切な予防策を講じるとともに,輸血時には十分に患者観察を行い,副作用が発症した場合には迅速かつ適切な治療が行わなければならない.

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