メッシュ状高温用PCMの開発

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タイトル別名
  • Development of Mesh-Shaped PCM for High Temperature Application.
  • メッシュジョウ コウオンヨウ PCM ノ カイハツ

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抄録

断続的に排出される製鉄用転炉排熱は1500°C以上の高温であるが未回収である.この熱回収のために高温用メッシュ型PCMの開発を試み,そのシステム特性を考察した.そこでは主にPCM被覆法に関し実験的に検討し,熱物質収支に基づきシステム評価した.電気化学的な手法で異なる金属をメッシュ状PCM(銅,融点1,356K)に異なる膜厚で被覆し,1,473Kに加熱することにより耐熱実験を行った.その結果CrとNiの2重被覆型PCMが有望であることが判明した.このPCMを使用して転炉廃熱を回収しコークス炉ガスを原料としてメタノ-ル合成した場合,既存の方法に比べて25%のエクセルギー消費量で製造できる可能性を示唆した.

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