Core Cooling 法による屍体腎摘出における陰圧脱血法の有用性

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抄録

【要旨】Core Cooling法は,ドナー心停止直後,専用の体外循環装置を用い,腹部臓器を中心に酸素加と急速冷却をしてドナー腎を摘出することで,搬送,移植後の再灌流までの間の臓器保護を目的としている。本法を行うICUや個室病棟では,通常の院内ベッド使用が大半で十分な落差の確保が難しく,かつ末梢からの細い脱血カニューレを用いることが多く,流量確保が難しい状況にあった。そこで我々は,壁吸引を用いての陰圧吸引補助脱血を行い,その有用性を検討した。対象は1987年11月から2003年10月までに,Core Cooling法による屍体腎摘出した28例で22例が落差脱血例で6例が陰圧吸引補助脱血例である。灌流量は落差群2.6±0.7L/min,陰圧群4.0±0.5L/min,最低脱血温度は落差群16.0±3.2℃,陰圧群14.6±3.2℃,最低Ht値は落差群で11.0±3.7%,陰圧群14.0±2.0%であった。両群間の灌流量には有意差があり,陰圧群みら脱血温度はより低下傾向傾向にあった。陰圧吸引補助脱血は摘出腎保護の急速冷却と酸素加に有効と考えられた。

収録刊行物

  • 体外循環技術 = The journal of extra-corporeal technology

    体外循環技術 = The journal of extra-corporeal technology 31(2), 165-168, 2004-06-01

    一般社団法人 日本体外循環技術医学会

参考文献:  7件中 1-7件 を表示

被引用文献:  1件中 1-1件 を表示

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10013457416
  • NII書誌ID(NCID)
    AN1020635X
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    NOT
  • ISSN
    09122664
  • データ提供元
    CJP書誌  CJP引用  J-STAGE 
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